我が家のルールブック

一歩一歩が最速の近道

アンドリュー・O・スミス氏の言葉

アンドリュー・O・スミス氏の心に響く言葉より

アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書】


キャリアとは、それまで積み重ねてきた仕事のスキルや経験のことだ。

 

たいていの人は、同じ仕事を続けたり、同じ業界の中でさまざまな職種を経験したりしてキャリアを築いていく。

 

ずっと同じ会社でキャリアを築く人もいるだろう。


たとえばあなたが冷蔵技師なら、キャリアを通じて複数の家電メーカーに勤めることになるかもしれない。

 

あるいは公務員になって地元の自治体に就職し、会計係、プログラムマネージャー、プロジェクトスーパーバイザーを歴任するというケースもあるだろう。

 

いずれのケースもずっと同じ業界で働いているので、業界をベースにしたキャリアを構築できる。


自分のキャリアが最終的にどうなるのか予測するのは難しいが、だいたいの方向性を決めて、それに沿った正しい決断を下すことが大切だ。

 

アメリカにおけるベビーブーム世代(1957年~1964年生まれ)のいちばん若い層は、50代の半ばにさしかかっている。

 

そんなキャリアの終盤が近づいた彼らは、平均して12の違う仕事を経験している。


今の若い人は、上の世代に比べてさらに転職が盛んになると考えられているが、今のところミレニアル世代(1980年代~2000年代初頭生まれ)は上の世代よりも転職がわずかに少ないようだ。

 

現代のアメリカでは、ひとつの仕事を続ける長さは平均して4年半になり、キャリア初期のほうが転職回数は多くなる傾向がある。

 

未来のキャリアは、おそらくもっと転職が多くなるだろう。

 

今の若い人たちは、仕事や環境の大きな変化を何度も経験することになる。


しかし残念ながら、将来必ずやってくる「変化」に対して、万全の備えをしている人はほとんどいない。

 

転職が当たり前になる世の中では、変化を見据えたキャリアプランが重要になる。


仕事を続けていくうちに、知識、経験、人脈、スキルといった、その仕事に必要なものが手に入っていく。

 

その結果、あなたの生産性が高まり、雇用主にとってより価値のある存在になる。

 

こうやって築いたスキルや能力が、あなたの「人的資本」だ。


職業をベースにしたキャリアを歩んでいる人は、人的資本がしっかりしていれば、勤め先が変わっても立派に通用するので、キャリアアップのための転職を望むことができる。

 

また、業界をベースにしたキャリアであっても、人的資本がしっかりしていれば、同じ業界内でステップアップしていくことができる。

 

ただし、違う業界に転職した場合、前の業界で身につけたことが役に立たなくなるかもしれない。


おすすめできないキャリアの選択は、「職業と業界の両方を変える転職」だ。

 

たとえば、小売店の店員から、メーカーの購買部、教育機関のテクニカルサポートというような転職がそれにあたる。

 

こういうキャリアの道を歩む人は、収入がなかなか増えずに苦労することになるだろう。

 

それぞれの仕事で身につけた知識、経験、人脈、スキル、すなわち人的資本が、次の仕事でほとんど生かされないからだ。


しっかりした人的資本を手に入れたいなら、最初の投資は教育とトレーニングということになる。

 

社会で有能な人材になるには、さらに追加の教育やトレーニングが必要だ。

 

一般的に、トレーニングとは、ある特定の職業に必要なスキルを学ぶことだ。

 

たとえば、裁判所速記官、美容師、機械整備士になりたいのであれば、専門のトレーニングを受けなければならない。


キャリアに関する教育やトレーニングは、就職したらそこで終わりではなく、働く限りずっと続けていかなければならない。

 

学ぶのをやめなかった人は、たいていキャリアで成功して稼げるようになっている。

 

どんな仕事であっても、学ぶチャンスはほぼ確実にある。


自動車整備工でも、医師でも、最新の知識や技術を学ぶことを忘れてはいけない。

 

17歳か18歳で、50年先の将来のことまで考えている人はあまりいないだろう。

 

とはいえ、高校を卒業した頃から考えておきたいことがふたつある。

 

ひとつは、複数の職業で応用できる実用的なスキルを磨いておくことだ。

 

たとえば、マーケティング、ウェブサイトを作る、基本的な簿記といったスキルだ。

 

こういったスキルがあれば仕事が見つかりやすくなり、キャリア初期の転職でも有利に働くだろう。


そしてもうひとつは、興味のある業界の中から関連する仕事をひとつかふたつ選び、それに集中するということ。

 

たとえ目指すキャリアがまだ決まっていなくても、ある業界に関する知識や経験があると、将来的に貴重なスキルを身につけることができる。


アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』SBクリエイティブ

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橘玲氏は本書の「推薦者まえがき」でこう書いている。


『ここに出てくるのは、「将来に備えて貯金しよう」とか、「株ってなんだろう?」というようなよくある話だけではない(もちろんそれも大事だけど)。

 

「社会に出たらどうやってキャリアをつくっていくのか」「独立や起業を考えるべきか」「収入と支出をどう管理するか」から、借金(クレジットカードや住宅ローン)、金融詐欺、税金、法律と契約まで、これからの人生に必要なことはすべて網羅されている。

 

高校生のときにこれだけのことを理解していれば、その後の人生はぜんぜんちがったものになるだろう。

 

「やっぱりアメリカはスゴい!」と驚くかもしれないが、じつはこれは半分しか正しくない。

 

どんな人生を歩むかを自分で選択するためには、「お金」の知識はぜったいに必要だ。

 

それにもかかわらず、日本の学校はいまだに「お金なんて教育にふさわしくない」という古い考えにしばられたままだ。

 

ここではアメリカがずいぶん進んでいる。

 

でもアメリカの高校生が、この教科書の内容をちゃんと理解して、大人になってから役立てているかというとそうともいえない。

 

10年くらい前に起きた世界金融危機の原因は、借金で不動産を買いまくったアメリカ人が続々と破産したことだったのだから。』

 

同書には日本では、信じられないような実務的な内容が書いてある。

 

すぐにでも起業や転職に役立ちそうな情報や、投資や破産、税金、老後資産、あるいは金融詐欺についての話もある。


興味深い具体的な話もたくさん出てくる。

たとえば、「フランチャイズビジネス」の項では…。

 

フランチャイジーは、開業後もフランチャイザーから継続的な支援が受けられる。

 

フランチャイズに加盟するにはかなりの費用がかかるが、自分のビジネスを持ちたいけれどまだ経験がないという人にとっては魅力的な仕組みだ。

 

フランチャイジーは、それぞれが自分のビジネスを所有しているとみなされる。

 

彼らの店は独立したビジネスだ。

 

早い時期に市場に参入したフランチャイジーであれば、その地域を独占して王国を築くことも可能だ。

 

たとえば、政府機関で働く中間管理職だったラリー・フェルドマンは、サブウェイ最初期のフランチャイジーのひとりとなり、最終的には1500店舗を所有して大金持ちになった。』


「お金は汚いもの」という意識は、日本人が江戸時代から持っている集団的意識だそうだ。

 

日本の中学校や高校生を対象にアンケートを取ると、「お金は汚いもの」という生徒が8割弱いるそうだ(日経新聞の記事)。


これからの時代は、働き方が大きく変わってくる。

 

しかも、副業があたりまえになり、起業家になる教育も盛んになる。

 

起業家なら、「お金は汚い」などと言っている段階で、もう事業の失敗が確定したようなものだ。


日本でも、学校で早期の「お金」の授業が必要だ。

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🤔🤔🤔🤔🤔

中2の少年と小5の娘に

自分のお金の管理をやらせてます❗

 

どういうことかと言いますと、

食事と、最低限の生活に関する購入品以外は

自分のお金を使わせています❗

 

なんとか数年かけて教えて来たら・・・

 

(買うなら、ずっと使えそうなモノ)

 

(サイズアウトしたら、手放しやすい方法)

 

等々、研究の成果も出て来てるようです❗

 

子供達に負けないように、

 

親も努力しなきゃ💦

 

今日も、ありがとうございました🙏