妻と僕は、結婚する時に「なんでも話し合う」という一つだけの約束をしました。
お互いにそれぞれ育った家では、決まっていた明確なルールや、なんとなくのルールも違っていましたし、
出逢うまではまったく赤の他人だった二人が、同じ屋根の下で生活を始める訳ですから、
ここぞとばかりにとっておいた「なんでも話し合う」という一つだけのルールで生活がスタートしました。
現在結婚されてる方は、どんなルールを持って二人の生活をスタートされましたか?
僕の場合は「君を絶対に幸せにします」とか「信じて黙ってついて来て下さい」等、
そんな保証も何もない言葉はとても恥ずかしくて言えませんでした。
ですので、「娘を幸せにできますか」と、妻のお義父さんに聞かれた時には、
正直に「そうなるよう努力します」と答えた僕でした。
佐賀の田舎の友達の中では、結婚が40歳直前と遅いほうでしたが、
父と母の普段の会話をはじめ、兄弟・友人や知人などのいろんな結婚生活パターンを見たり聞いたりして、それなりに結婚というものを知る経験をしてきてはいました。
「なんでも話し合う」という週刊誌の記事を見たときに「これは大事だ!」と思い、結婚する前にメモっていてラッキーでした(笑)。
結婚してからが長い永い付き合いになる訳ですから、
ひとつひとつしっかり話し合って解決していかなくてはいけません。
結婚前のお付き合いの中で、わが家のようにお互い相手に内緒にしてる事がきっとあるはずです。
結婚後はそれを少しずつでも話せる間柄になって行ければ素敵ですね。
僕と妻は出合って5ヶ月で結婚を決め8ヶ月で入籍。
できちゃった婚ではありませんが、俗に言うスピード婚でした。
「自分のこと」
「相手のこと」
「子どものこと」
「親のこと」
「友だちのこと」
「近所のできごと」
「結婚式で誓ったこと」・・・
独身の頃に週刊誌で見つけた「妥協点が見つかるまでとことん話合う」という記事に出逢って感謝感謝です。
これを実行することで、たとえ寝不足でも、翌日お互いスッキリしたメンタルの状態で生活できる。
この記事を知っていたからのスピード婚でしたが、もし知らずに結婚してたら、きっと今頃別々のところで暮らしていたかもしれません。
結婚18年目の現在でも数々の困難に遭遇する日々ではありますが、話し合うことでなんとかその日その日をクリアしております。
時には、多分ご近所さんがびっくりされるぐらいの大声で喧嘩することもありますが、
最近は、ほんの少しだけ声のトーンを下げて話し合えるまでになりました(汗)。
「ご近所の皆様のご理解に感謝感謝です」
わが家のルールは、夫婦生活の長さや子どもの成長により、どんどん変化していくのが普通なんだと実感する毎日です。
是非とも、読者の皆さんのお宅にあるルールを柔軟に変化させながら、幸せに暮らして行かれることを願っております。
僕のそんなこんなを「あーだこーだ」を聞いてもらいながら、いつの日かお茶してもらえたら嬉しいです。
わが家の夫婦生活の一部始終を見て育っている二人の子ども達。
そしてこの本を読んで下さってる既婚者の皆さん。
どうぞたくさんたくさん相手の方と議論しながら、あなたの家のルールを作りあげて下さいませ。
「結婚したいけど異性と付き合ったことないし、やっぱ結婚は無理かな〜」と思ってる現在独身のかた、
あなたにも魂込めて書きましたので、この章で何らかのヒントにしてもらえるようでしたら嬉しいです。
責任は取れませんが、是非とも結婚にチャレンジしてみて下さい。
終戦直後の日本は、物もなくお金もなく何もない中で、「なんとかしないと」「頑張ればなんとかなるさ」の向上心と豊かな心で乗り越えてこられたと学びました。
コロナで大変な今だからこそ、自分や家族のルールを設定し、お互い心豊かな生活を作り上げていく最大のチャンスにしましょう。
今日もありがとうございました。