我が家のルールブック

一歩一歩が最速の近道

瞬間に感謝できるか💦

【人生の食卓】

 

ひろさちや氏の心に響く言葉より…


わたしは豆と芋が嫌いである。

 

子どものころ、親類の家で豆と魚を出され、嫌いな豆を片付けたあと、ゆっくり魚を食べようと思った。

 

ところが叔母が、「そんなに好きなんだったら…」と、もう一杯おかわりの豆を入れてくれたのには往生した。

 

それ以来、好きな物から食べることにしている。


それはともかく、曹洞宗の現代の名僧であった沢木興道の言葉に、

 

「全部いただく。選(え)り食いはせぬ」

がある。

 

なかなかいい言葉だ。

 

わたしにはちょっと耳が痛いが…。


しかし、沢木老師はたんに偏食について言われたのではない。

 

お分かりであろうが、これは人生の生き方についての言葉なのである。


人生の食卓には、いろんなご馳走が出てくる。

 

好物もあれば、嫌いな物も出てくる。

 

ご馳走ばかりとはかぎらない。

 

粗末な食事が供されることだってある。


わたしたちはこの人生において客である。

 

客だと考えたほうがいい。

 

なかなか、自分の思い通りには生きられないからである。


客だとすれば、わたしたちは出された食事を、あれこれ選り好みしないで全部いただかねばならない。

 

注文をつけることは、客の分際をわきまえていないことになる。

 

そう、逆境になれば、逆境の人生をしっかり生きればいいのである。


まあ、ほとけさまがそのような食事を出してくださったと思えばいい。

 

安楽に生きられるなら、安楽に生きるとよい。

 

死ぬときも同じで、のたうちまわって死ぬ運命であれば、それもほとけさまの食事としていただけばよいのだ。

 

それが沢木老師の言いたかったことであろう。


『のんびり生きて気楽に死のう』PHP研究所


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

良寛和尚が71才の時、三条市を中心に大地震が起こった。

 

そのとき知人にこんな見舞の手紙を送っている。


『「災難に逢う時節には災難に逢うがよく候  死ぬる時節には死ぬがよく候  是はこれ災難をのがるゝ妙法にて候」

 

災難にあったらジタバタせず、腹をくくって災難を受け入れなさい。

 

死ぬ時が来たら、あわてず騒がず、淡々と死を受け入れなさい、これが災難を逃れる唯一の方法だ、という。

 

災難は、腹をくくると、気持ちが落ち着く。


「災難は、敵対しないで淡々と受け入れる」

 

それが、災難をのがれる最良の方法。


まさに…

「全部いただく。選(え)り食いはせぬ」

 

選り好みをしないで、人生を淡々と生きてゆける人でありたい。

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

😁😁😁😁😁

 

ですよね~😁

 

覚悟して受け入れた時の

 

自分の心の大きさに

 

👏拍手したい瞬間がたまにありますが😅

 

そんな瞬間を増やせるように

 

コツコツ頑張りま~す👍

 

今日も、ありがとうございました🙏