我が家のルールブック

一歩一歩が最速の近道

日本人特有の、知恵深さを生かす時だ❗

【大学は超有望な成長産業である】

 

立命館アジア太平洋大学(APU)学長、出口治明(はるあき)氏の心に響く言葉より…


民間から教育の世界に入った僕は、2018年の夏に初めて、とある「学長会議」に参加しました。

 

学長会議は、国立・公立・私立の大学の学長が50人ほど集まり、2泊3日で学び合う合宿のようなものです。

 

議題のひとつに挙げられたのが、「18歳人口が激減。大学はどう生き残るべきか」というテーマでした。


18歳人口が減っていく一方で、大学の数は減っていません。

 

進学率は頭打ち。

 

4割の大学が定員割れをしている中で、大学は今後、どのように生き残っていけばいいのか。

 

学長の多くが、「他大学と統合するか連携する」以外にこの問いに対する解はないと考えていました。

 

実際に、名古屋大学岐阜大学が東海国立大学機構(2020年4月1日)を設立して法人統合することで合意し、統合を目指して準備を加速させています。


僕の意見は違いました。

 

若年人口の減少による大学の受難という議論には反対の立場です。

 

たしかに国内だけを見れば18歳人口は減っています。

 

ですが、世界に目を向けると、人口は増えていて中産階級も増加している。

 

たとえばインドのモディ首相は、「インドでは大学が1200も足りない」との危惧を口にしています。


2100年には世界人口は100億人に達し、その3分の1はアフリカ人が占めるともいわれています。

 

日本企業の多くが、人口減少と国内市場の縮小を理由に海外に進出したように、日本の大学には、

 

「外国の大学をM&Aする」

 

「外国に分校をつくる」

 

「留学生を受け入れる」…


などという選択肢があるはずです。

 

アメリカの大学に入学する留学生は、100万人います。

 

アメリカの有名大学はほとんどが私学でかつ授業料も高いので、留学費用は、授業料、生活費などをすべて含めると年1000万円かかる場合もあります。

 

それだけでも10兆円の経済効果を生んでいます。

 

すなわち、アメリカの大学は外貨を10兆円稼いでいる計算になります。

 

日本で10兆円以上を稼げる産業は自動車産業(関連産業を含む)しかありません。


世界の人口は増えていて、教育の必要性は高まっています。

 

グローバルな視点に立てば、大学は衰退どころか、成長産業だと解釈できるのです。

 

先に「THE(Times Higher Education)が発表した世界大学ランキングで日本の大学はトップ200校に2校しか入っていない」と述べました。

 

しかし、2万を超える世界の大学のトップ5%に相当するトップ1000校にはかなりの数の大学が入っており、日本はトップ1000校に入っている大学数では、米国、英国に次いで3位なのです。

 

日本の大学の国際競争力は、トップレベルではやや見劣りするものの、実はかなりのものがあるのです。

 

そうであれば、グローバル化をためらう理由はどこにあるというのでしょう。


『「教える」ということ』角川書店
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出口治明氏は、「おもしろい大学をつくれば、世界中から人は集まる」という。


『APUは、学生と教員の半数が外国人というグローバルな大学ですが、実は地元経済にも大きな貢献をしていると自負しています。

 

APUの設立時には、大分県と地元の別府市から約200億円、さらに土地の無償譲渡、キャンパスに至る県道の整備を支援していただきました。

 

この200億円の投資に対して、大分県における大学誘致による経済効果は1年間で200億円超えるという試算があります。

 

これほどの経済効果を生んでいるのは、約6000人の学生のうち半分が外国人留学生で、残りの日本人学生も、3分の2は九州以外の全国各地から集まっているからです。

 

つまり、APUの学生の8割以上が県外出身者なのです。

 

たとえば学生の保護者が遠方から入学式や卒業式に来てホテルに泊まり、観光をしていく、それだけでも地元が潤うのです。

 

APUのように、グローバルな人材を輩出しながらローカルにも貢献するおもしろい大学をつくれば、全国から、全世界から、人は集まってくるのです。』


多くの識者たちは、「大学は衰退産業だ」という。

 

これは、人口減の時代において、あるいは時代の急激な変化の過程において、必ず出てくる言葉だ。

 

銀行も同じことが言われている。

 

すると、対処法としては「合併」して不要な店舗や、施設を閉鎖するという、いわばリストラ策しか出てこない。


しかし、視点を日本国内だけでなく、世界に広げると、さまざまな案が出てくる。

 

「おもしろい大学をつくれば、世界中から人は集まる」

 

「おもしろい」には人を集める力がある。


考え方を柔軟にし、今一度色々な問題を、

「おもしろい」という視点から考えてみたい。

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🤔🤔🤔

 

大学だからこそ「学校経営を楽しむ」という観点があっていいはずですよね~🤔

 

今回の記事を読んで思ったのは・・・

 

確かに日本の大学には経営的な露骨さがあまりみられず、

 

受験生に対して「きれいで爽やかで無害」なイメージばかりが目立ち、

 

「とりあえず大卒と言う肩書きが必要でしたら、是非、我が大学へどうぞ」的な諦めが見え隠れ・・・😓

 

上手く言えませんが?💦

 

【日本の大学】という【業界】も、本腰を入れて改革する時がやって来たのですかね🤔

 

明日の1/10(日)まで、かなり低温のようです💦

車の運転等、気をつけて過ごしましょうね👍

 

今日も、ありがとうございました🙏